2007-12、ジャンク入手。スペック。
電源入らず。画面(バックライト)が点滅する。
何かがショートして電源の過電流保護が働いているのでしょうか。
電源基板(インバーター回路込み)とロジック基板の2枚構成です。
まず基板を眺めて、明らかな破損部品があるかどうか確認してみます。
発見!!フィルムコンデンサ(白い四角い部品)が焦げています。バックライトインバーター回路です。0.15uF/100V。
このタイプのコンデンサは、前にもインバーター蛍光灯のインバーター回路で膨らんでいるのを直した事があります。
どうも中でショートしてしまう事がある様です。
ちなみに今回の場合は、コンデンサがオープンになっていたので、ショート→オープンになったのでしょう。
ショートした時に隣のトランジスタ(2SC5707)を壊してしまった様です。
2SC5707を買ってこなきゃ。
2008-1、修理のつづき。
2SC5707(sanyo)は入手が面倒臭そうなので、ラボにあった2SC3346(Toshiba)で代用。
フィルムコンデンサは0.15uF/100V x2パラ ->0.1uF/400V x3パラで代用。
手前側の2SC3346は、ケースに接触してしまう為、加工。
一応簡単にTrやFETの温度測定、耐圧確認をしてみるが、問題無さそう。
もちろん動作OK、修理完了。
2015-12、あれから8年間。
実家のリビングでメインパソコンのモニターとしてがんばっていましたが、再び故障しました。
画面が点滅、その後、画面消灯でインジケーターLEDが点滅になったそうです。
症状から故障個所は予想出来るので、2SC3346を2個持って実家へ出張修理に行きます。
故障個所はココ。
前回修理した箇所の隣にある同じ回路。
2SC5707の足です。ハンダ剥がれ。
画面点滅→LED点滅へ症状は進行してしまったという事は、
ハンダ剥がれによる接触不良から、これによるトランジスタ破損という事です。
トランジスタを取り外すと、コレクタエミッタ間ショートで故障です。
前回と同じく2SC3346に交換。
同じくシャーシに接触しない様にTO220のタブを切断、うまい事足を曲げて納めました。
これでまた寿命は8年延長。
実家のリビングが新しいモニターに買い替えられるのは何時になる事でしょう…。
と思いきや。1週間後に再び同じ症状だと。
前回、前々回と故障したインバーターのスイッチング回路(?)。
これの先にそれぞれ1個づつある同じトランジスタがハンダ剥がれ→故障していました。
前回の修理の時にトランジスタに物理的ストレスをかけてしまった事が原因かと思います。
同様に交換で復活。今度こそ8年延長。
2016-1-2、買い替えで引退となりました。
2018-4月頃、実家おじいちゃん用で使っていたADTEC AG17XBが故障してしまったので、
代替として引退していたこれを使いました。
2018-8、故障。今度は縦線が数本入る様になってしまいました。
液晶パネルの不具合です。直すのは難しいです…。
一度廃棄されてから10年以上使ったのでもういいでしょう。引退。