PIO病対策まとめ

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HTPC に1TBのハードディスクをつけたらPIO病を発病してしまったので、対策をまとめます。

 

まずPIO病について。

ハードディスクは、通常 Ultra DMA モードでパソコンに接続されています。

これが、気が付くとPIOというモードに変更されています。

 

PIOモードになると、転送速度が極端に落ち、CPUの使用率がほぼ100%になってしまいます。

HD TUNE というソフトで確認出来ます。

Transfer Rate が2〜3MBps、CPU Usage がほぼ100%になっていれば、PIOモードで動作してます。

DMAモードなら、Transfer Rate が50〜150MBps、CPU Usageは5%程度なはずです。

PIOモードになってしまうと、予約録画に失敗するなどがあります。

PIO病になりやすい条件として、下記がある様です。

・スタンバイ(S3SLEEP)をよく使う。

・スレーブがなりやすい。

・HDDの電源を切る設定にするとなりやすい。

・W2Kがなりやすい。

全て当てはまります。

 

対策について。

まず、Microsoft が言っています。

http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;817472

修正プログラムをあてて、レジストリを追加すれば良いようです。

ただし、肝心の修正プログラムが入手しにくい様です。

 

ちなみに暫定対策としては、

デバイスマネージャのIDE ATA/ATAPIコントローラのプライマリ、セカンダリIDEチャンネルを全部削除して再起動。

これで、次回起動時に正しくDMAモードで設定してくれます。

ただし、根本的な解決になっていないので、またしばらくすると、PIO病が再発します。

 

恒久対策として、W2K用修正プログラムを入手します。

Hewlett-Packard のページから、下記をダウンロードします。

ftp://ftp.hp.com/pub/softpaq/sp27001-27500/sp27329.exe

Lhaz等でこれの中の\lang.dat内のJP.datを解凍すると、Q817472_W2K_SP5_X86_JP.exe (Atapi.sys バージョン5.0.2195.6741) が出てくるので、インストールします。

あとはレジストリを変更します。regeditを起動します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Class\{4D36E96A-E325-11CE-BFC1-08002BE10318}\0001

\000xの内、DriverDescのデータをみれば該当する物が分かります。

編集、新規、DWORD値に"ResetErrorCountersOnSuccess"、

値のデータに"1"を入力。

 

以上。

 

 

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