2009-1-20、ヤフオクでUPS購入。
APC CS500 付属品無し。
\3,000 +送料\850 =\3,850。
常時商用電源運転方式、300W、12V/7.2Ahの小型シール鉛蓄電池、矩形波出力。
PCとのインターフェースケーブルが無いのでPCにつなげません…。
LANケーブルや電話線と同じモジュラージャックの10Pinがついてます。
ここからUSBに変換するケーブルが付属していたらしいです。
インターフェースコネクタを解析した結果、STの ST72F63BK4M1 というUSBコントローラを使っていました。
とりあえず一般的なUSBコネクタをつけてみました。
これをPCにつないで、ソフトをダウンロードして…はまた今度。
2009-8-29、つづき。
USBコネクタの結線は下記。
RJ45-10pinコネクタのパッドを上写真下から順番に1-10とすると、
1pin/+5V,7pin/GND,9pin/data-,10pin/data+
USBコネクタは、上写真を平面的に見た時、
左上/GND,右上/+5V,左下/data+,右下/data-
ソフトのダウンロード。
APCのサイトから、"PowerChute Personal Edition v2.0 for Windows"をダウンロード。
フリーウェアです。消費電力が見えます。有事の時はタイマーで自動で休止に入れてくれます。
2009-1-21、ヤフオクでUPS購入。
APC Smart-UPS 700 取扱説明書 DL700J 付属品無し。
\3,100 +送料\1,150 =\4,250。
ラインインタラクティブ運転方式、450W、正弦波出力。
2011-3、全然使っていなかったUPS達を、計画停電に伴って引っ張り出してきてみました。
中古で購入当時から殆ど使っていないので、バッテリーの劣化具合も知りません。
とりあえず出勤前に充電をセットしておきます。
計画停電になってみてから実際に使ってみました。
CS500の方は、13Wのインバータ蛍光灯をつないでみると、20分程度もちました。
スペック上は計画停電の3時間位はもつハズなのですが…。
バッテリー寿命?
YUASAのバッテリーが入っていました。
DL700Jの方は、充電しておいたハズにも関わらず、まずONしないです。
バッテリーを出してみます。
APC純正バッテリーです。
爆発してました…。
家族の留守中に、私の部屋で加熱→爆発したものと思われます。
火災にならなくて良かった…。
互換バッテリーを購入してみます。
LONG 12V8Ah WP8-12 x3個です。\2,400 x3 +\700 +\370 =\8,270 。
→追記。2013-1、DL700Jで使っている2直のが故障しました。2年位。
普段嫁さん実家に置いてあって子供がイタヅラしたりしていたので、過放電状態が長かったからかもしれません。
ところで、13Wインバータ蛍光灯が故障している事が分かりました。
今まで長い事、自動車整備などで大活躍していたのに、CS500で20分動かしたら壊れた事になります。
インバータ部を見てみると、
抵抗が焼け焦げています。2個のトランジスタ(MJE13003)も壊れています。
バッテリーの弱った?CS500の出力電圧をテスターで調べてみると、なんとAC66V!!
それじゃぁ壊れる…。
と思ったのですが、アナログオシロで調べてみると、
ちゃんと160Vp-p出ていました。
疑似正弦波というらしいです。テスターで測定するとAC66Vに見えてしまうんですねぇ。
ちゃんとした正弦波のAC100Vは、141Vp-pです。
蛍光灯のインバータ回路は、AC100VをブリッヂダイオードとE-capで整流しているので、160Vp-pであれば問題無いと思うのですが…。
ちなみに、入力電圧が低すぎると、スイッチングのON時間が広がりすぎて、トランスが磁気飽和します。
ところでまた同じインバータ蛍光灯を買いました。
早速分解して回路を見てみます。
古いバージョンとの違いは、
・E-capが ZHENHUA 10uF/400V → ToFi 15uF/250V
・入力フィルタがコモンモード→片側だけ
・トランジスタは同じくMJE13003
・トランスが小さくなった
上が旧基板、下が新基板。
壊れにくくなったのでしょうか…。
後日、このインバーター回路の評価を簡単にしてみました。
壊れたトランジスタの耐圧は問題無いみたいです。
矩形波入力だと電圧の立ち上がりが早いので入力電流のピークが大きくなる事になります。
ブリッジダイオードに負担がかかりますが、まぁでも問題無いレベルだと思います。
次に部品温度測定をしました。
AC100V正弦波よりも100V矩形波の方が、若干部品温度が高くなりました。
それよりもAC120V正弦波だと大分温度が高くなります。
更に、箱に入れて温度測定したら(外気温が高い状態)、途中から温度の上がり具合が急に大きくなりました。
トランスが熱による飽和をしてそうです…。
結論として、矩形波UPSを使って故障した原因は、矩形波入力によるモノではなく電圧が高すぎる事だった様です。
AC100V正弦波、100V矩形波では、よっぽど雰囲気温度が高い状態ではない限り、壊れないと思われます。
UPSの出力電圧が下げられれば、この蛍光灯が使える事になります。
UPS(APC CS500)を分解して回路を調べてみます。
回路構成としては、バッテリーのDC12Vを、そのまま50Hzでスイッチングしています。
そして50Hz用のでかくて重いトランスで昇圧しています。
という事は、出力電圧はバッテリーの経たり具合とトランスの巻数次第…。
諦めます。ワイド入力対応機器(AC100V〜AC240V)であれば使えるという事で。