中華ポータブルチャージャー調査

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2012-9、以前秋葉原のあ○ばおーで購入した中華ポータブルチャージャー。

Galaxy Note を充電しても、充電してるんだかしてないんだか…。

待受け状態で充電しても電池残量が殆ど増えていきません。

Galaxy Note での充電の状態を調べてみます。

 

まず、AC Adapter。

1ch-charge voltage , 4ch-charge current

始め450mA程度で様子を見てから徐々に電流を増やしていって、900mA流していました。

 

次にパソコン。DELL Optiplex 755で測定。

これは、通信ケーブルと充電ケーブルで動作が違いました。

先ずは通信ケーブル。

約450mAで充電します。

次に充電ケーブル。

約850mAで充電しています。

これはきっとパソコンによると思います。

私が使っている DELL Optiplex755 では850mA流しても壊れませんでしたが、

パソコンによってはカレントリミットが効いたりパソコンのUSBポートが故障したりすると思います。危険。

 

ここで、あき○おーで購入のPortable Charger。

18650のリチウム電池搭載です。2200mAh。5V/450mA出力。

多分RSWQ R-80 と同じです。

なんじゃこりゃ…。

リップルがでか過ぎます。

カレントリミットでも効いているのでしょうか。

Irms=283mA。

故障しているんでしょうか。

とりあえず分解してみます。殻割り。

外側にキズつけるのは嫌だったので、電池蓋を外して目立たない所にマイナスドライバを入れてこじって。

溶着ではなく接着剤で貼り付けているだけみたいです。

2枚構成です。

電池端子がついていない方の基板はマイコンでしょうか?何も書いてありません。

電池端子がついている方の基板は昇圧デコデコみたいです。

入出力電解コン、コイル、コネクタでピッタリになってます。

昇圧コントロールICは、60020?データシートが見つからないです。

 

ところで、このPortable Charger 、ボタン長押しで赤LEDが2個ずつ点滅します。

これがwebによると高出力モードだとかなんとか。

充電電流を調べてみます。通信ケーブル。

450mA位。発振音がします…。

充電ケーブル。

一応700mA位で充電してくれている様です。

発振音がすごい…。中華名物爆発するんじゃないだろうか…。

 

改良してみます。

デコデコの入出力にコンデンサを増やしてやればリップルが小さくなると思います。

電解コンの足元に10uF/10V(2012)のチップコンをいくつか乗せてみます。

上写真右上は入力側電解コン足元。リチウム電池もあるので1個だけ。

右下は出力コンデンサの足元。2個乗せてみました。

左上はUSBコネクタ足元。電気的には出力コンデンサと同じです。計出力側に+50uF。

インピーダンスの低いセラコンなので効いてくれると思います。

 

通常充電。(通信ケーブル)

だいぶ綺麗になりました。

電圧降下はコイルの巻き線を太くしてやればよさそうですが、大きさ的にどうにもならなそうなので諦めます。

拡大。

Galaxy Note にも優しそうです。

次に高出力モードでの充電(通信ケーブル)

 

おまけでカーチャージャーでの充電特性も調べてみます。

定格も何も書いてません…。100円位だった気がします。

リップルはやはりでかいですが、900mA位で充電出来ている様です。

 

次のカーチャージャー。

こちらは小型です。5V/1000mAらしいです。300円位だった気がします。

小型な分、コイルやコンデンサが小型なのでしょう。リップルが更にでかいです。

こちらも900mA位。と思いきや…。

あらあら…。かなり熱くなります。臭い付き…。

 

 

 

 

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