GALAXY S 用に買ってみたACアダプター (失敗編)

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2010-12、秋葉原をうろうろしていたら、見つけてしまいました。

USB 4ポート出力、5V/2A出力のACアダプター。\980。

これがあれば、GALAXYと嫁さんのケータイP705i、子供用のDS lite x2台を同時に充電出来ます。

旅行等に持っていくには、ACプラグも折りたためるし、コンパクトだし、携帯性が良さそうです。

更にvilivも充電出来ます。vilivの充電電流は1.5Aだそうです。

ただ、vilivの電源を入れてしまうと充電出来ません。3A超えます。あくまでvilivがOFF状態という限定条件で。

とは言うものの…あまり期待はしていません。

職場で隣の席のデジモノ好きのかたは、時を同じくして同じ物を買っていました。

ただ、5V/2Aで負荷をひっぱったら故障したとの事。

私も5V/2Aで負荷をひっぱったら故障するのは予想できます。

なので、とりあえず殻割りからです。

中身。

いきなりいぢり倒した写真になってますが…。

部品温度測定した所、とりあえず出力ダイオード(MIC SR560)の部品温度が、5V/2A負荷だとあっという間に100度超えます。

もちろんそんなんじゃ壊れます。

職場で隣の席のかたのは、壊れたのはこの出力ダイオードでした。

なので、これはもっといい物に交換します。交換した物は、FUJI YG805C04。

TO220ですが、無理やり入れます。また、40V耐圧品ですが、wide入力で使う予定は無いので国内専用仕様とします。

電解コンも交換します。

値段からしてまぁ当然とも思いますが、聞いた事無いメーカーの物がついています。信用出来ません。

これを、全てニッケミ製に交換です。

入力電解コンは国内専用仕様にしたので、200VでOKです。それより容量を増やしたかった。

出力にはチョークコイル(2.2uH/3.6A)を入れます。入れるパッドは用意してあるのにジャンパしてありました。

ここまでやった状態で、FET(コントロールIC THX203H内臓)が100℃超えます。

このコントロールICは、データシートによると12W用です。12W用のFETで10Wのアダプタって…。無理でしょ。

なので、更に熱伝導シートを貼り、出来る限りプラ筐体に温度を逃がした状態で温度測定。

FETのスナバが弱いので試しに強化してみても効果無し。Ronが効いています。

On-dutyを変更しないと無理です。トランス巻き直し。無理。

なので、入力電圧を90Vとしてみた所、すぐに120℃を超えてしまいました。

という事で、使えるのは3ポート分、5V/1.5Aまでです。

ポート毎に500mAのリミットは無いです。全部パラにつながっています。

カレントリミットを変更しておきます。センス抵抗1Ωを1.2Ωに変更。

1.7A位から出力電圧が下がり始め、2.2A位で間欠動作になりました。

↑残骸。

定格を書き換え、私専用で使っています。壊れないで使えています。

でも不安なので他人に貸し出す事は出来ません。

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