2004-1、実家で故障して捨てようとしていたパソコン用ブラウン管モニターです。
三菱製ダイヤモンドトロン管。
故障内容は、たまに画面が暗くなる。ただし、叩くと治る。という事です。
確かに暗くなった時は実用に耐えない状態。
叩くと治る→ただの接触不良なので、簡単に修理可能と予測します。
とりあえずキャビネットを開けて、電源ON状態で様子を見ます。
(絶対マネしないでください。万が一感電すると多分死にます。)
ブラウン管のお尻の基板を触ると症状が出る事が確認出来たので、
ブラウン管と基板を接続しているコネクタか、基板の実装部品の半田浮きが原因です。
まず基板をブラウン管から抜くと、ずいぶん軽い力で抜けます。
このコネクタの接触不良の可能性が高いので、接点復活剤にて掃除。次に、
このヒートシンクについているアンプ(?)の半田クラックが怪しいので半田盛りしました。
組み上げてしばらく様子をみますが、症状出ず。修理終了。
と思ったら、翌日にまた症状が出ました。
修理当日は接触不良の接点が温まっていたので症状が出なかったのかも。
コネクタの接点復活を、念入りにやりなおしておきます。
が、やっぱり修理翌日にNG。
接点の微妙な接触抵抗の変化と、容量抜けした電解コンによって、発振して高圧が下がってしまっているのでしょうか?
などど考えてみましたが、やっぱりただの接触不良っぽい。
今度はコネクタ自体のオーバーホールを試みる事にします。
基板から取り外した状態。これを分解すると、
こうなっています。写真の赤丸部分に前写真の赤白ケーブルが直接突き刺さってます。
赤丸右側の板バネで押さえつける構造です。
とっても怪しい部分なので、ケーブル共接点復活と板バネ強化して組み上げてみます。
今現在修理翌日。今度こそ治ったっぽい。やったぁ。