HONDA 除雪機 HS760 オーガ周り オーバーホール

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2022-12、中古購入した除雪機のオーガ周りをオーバーホールします。

とりあえず購入した状態では、プーリーとジョイントシャフトをつなげるピンが無く、オーガもブロアーも回りません。

動作確認済みを落札したハズなんですが…。

更にブロアーのシャーボルトもありません。

 

ブロアーのシャーボルトはこちらを選んでみました

口コミではほぼ純正同等に切れてくれる様です。\980/10set。

プーリーとジョイントシャフトをつなげるピンは、純正品は8x35の様です。

ピンと割りピンだと分解整備する時に面倒なんですよねぇ…。ボルトナットに変更します。

ピンの代わりのボルトは、8mmx40mm位がちょうど良いっぽいです。

ナットはフランジ付き回り止め付きのこちらを選んでみました。

ところでジョイントシャフトとオーガミッションをつなげるボルトが7mmの物が付いています。

純正は8mmx35mm。ガタついてます。こちらも8mmx35mmの物に交換しておきます。

 

 

 

ベアリング

プーリーのベアリングのガタが大きい様です。

折角なのでオーガ周りのベアリングは全て交換しておこうかと思います。

プーリーのベアリングはNTN 6004LLU、オーガ両端はNTN 6203LLU x2pcs。

オーガミッション内のベアリングも交換します。

プーリー側はNTN 6202NTN 6004、オーガ側は同じくNTN 6004 x2pcsです。

オイルシールも交換します。

武蔵オイルシールのUE20428武蔵オイルシールのUE20327 x2pcs。

それからカバーのパッキンは汎用のこちらのガスケットを購入してみました。

ギヤオイルは純正は#90の様です。

Y30とステージアのデフオイル交換で使ったデフオイルで良いかな。

日産 デフオイル ハイポイドスーパー GL-5 80W-90

 

 

 

板金塗装

オーガハウジングのサビがひどいです。変形も。板金塗装します。

オーガ、ブロアー、シューターも一緒に板金塗装します。全塗装ですね。

塗料は、純正はシリコン配合で雪が付着しにくいそうです。じゃ純正にします。ちょっと高いけど。

HONDA KGS1001 (赤) / KGS1002 (黒)

オーガ周りを分解していきます。

オーガハウジングに付いているいろいろな物を外して除雪機本体と分離します。

ハウジングを取り外してひっくり返してみると、ハウジングの下がめくれあがっていました。

プライヤーを使って出来る限り修正しておきます。

ハンマーを使ってハウジングのヘコミ、歪みも修正します。

ワイヤーブラシを使ってある程度の錆び取り。

ママレモンとスポンジで水洗い。スコッチブライト(ヤスリ#320相当)を使って錆び取りと塗装の足付け。

塗装します。プラサフを塗って

下地としてつや消し黒を塗っておきます。赤は透けやすいので。

純正の塗装も赤の下に黒を塗っている様です。

もっとちゃんと塗った方が良かったかな…。

そして HONDA純正の赤 塗装。

まだまだ透けてるのにスプレー缶を使い切ってしまいました…。まだシューターも塗ってないのに。

追加で赤をあと2本購入します。ついでに黒も1本追加。

 

ブロアーはかなり変形しています。雪の飛びが極端に悪くなるそうです。

板金します。

アンビルとデカハンマーで修正します。

鉄の厚さが結構ありますが、まぁ曲がってしまったという事は曲げられるという事です。

ほぼ修正出来ました。

こちらもママレモンとスポンジで水洗い、スコッチブライト(ヤスリ#320相当)で錆び取りと塗装の足付け。

プラサフを塗ってから、 HONDA純正の黒 塗装。

オーガも同様に。

シューターの上と合わせて黒は1本使いました。

 

ついでにマフラーガードもサビが多いので塗装したいのですが、

マフラーを外さないとマフラーガードが外せません。

マフラーガスケットを用意していないのでマフラーを外したくないので、

上側の外せるネジ2本だけ外してマスキング、

スコッチブライト(ヤスリ#320相当)でさび落とし、耐熱黒塗装。

 

オーガが取り外された除雪機本体を掃除しておく事にします。

特に下半分は全体的にオイリーで汚れています。

ブレーキクリーナーで掃除しました。

 

追加した塗料を入手したのでつづき。

シューター(煙突)も傷んでいたので再塗装します。

シューターは内側だけ再塗装、赤は合計で2.5本使いました。

 

板金塗装が完了したので組み立てていきます。

電動シューターの左右方向のモーターの取付位置が悪く、

端まで動かした時にギアがガリガリ音たててました。

正しく取り付けたらガリガリ言わないで静かに止まる様になりました。

ベルトも交換しておきます。

ギリギリでしたねぇ…。

新しいベルトは、バンドー化学のRED-SUのSB35SA27です。

綺麗になりました。

 

 

調整

一通り綺麗になったので、いろいろ調整しておきます。

キャタピラーの張りの調整。ちょっと緩いんです。調整方法は取扱説明書にあります。

長い間調整されていなかった様で…ネジが渋いです。

裏側にロックナットがあるのですが、なんて回しにくいんでしょう。

ちょっとどうやるのが正解か分かりませんがなんとか出来ました。

 

次にソリ、スクレーパーの調整。こちらも調整方法は取扱説明書にあります。

ソリの調整は、オーガの高さが地面から4〜8mmが正解だそうです。

4.5mm厚の金属をオーガの下に挟んでソリを調整しました。

次にスクレーパーの調整。同様に2〜4mmだそうです。

スクレーパーは偏摩耗していて両端(特に右)が削れて短くなっています。

一番長い中央を基準に調整しました。

そうすると…またまたオーガハウジングを地面に擦ってしまいそうです。

再調整。オーガ位置をもうちょっと上に上げようと思います。

オーガの下に4.5mm厚の金属板を2枚置いてソリを再調整。

スクレーパーの中央を2mm程に調整しておきました。良さそうです。

というか、実際使ってみてあまりに酷い様であればスクレーパーを新品に交換する事にします。

 

オーガミッションオイル交換。

オーガミッションはベアリングとシールを交換しようかと思っていたのですが、

ベアリングのガタも無さそうだしオイル漏れも殆ど無さそうなのでやめました。

オイル交換だけしておこうかと思います。

再びオーガを分解します。

出てきたオイルはまぁ汚いですね。200mL近く抜けました。

日産 デフオイル ハイポイドスーパー GL-5 80W-90 は少し残っているかと思っていたらありませんでした。

残りが少量なので処分してしまったんですねきっと。改めて購入します。

何故か最低注文数量2個…。1個でも1/5しか使わないのに…。買いますケド…。

新しいオイルを200cc入れて完成。

 

 

 

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