自転車用ウインカー改造

KANAU Laboratory

 

2018-1。下の子(小6)が自転車用ウインカーに興味を持ちました。

パパが小学生の頃はデコチャリ?ウインカーの付いた自転車全盛の時代です。

私も小学生当時、親に買ってもらいました。

そんな話を子供にしたら、尚更興味を持った様です。

自分の自転車にもウインカーを取り付けると言い始めました。

 

 

購入。

ウインカーの材料は、モンキーの使っていない部品を流用しようかと思います。

その他に電源(電池ケース)を用意したり、LED用のウインカーリレーを用意したり…。

ところがこれ全部まとめたセットが売っていました

商品名は、絆?ABUNRO?良く判りませんが要は中華です。

値段は頻繁に変わる様ですが、私が購入した時は送料込\1,000でした。

こちらこちらでも売っています。安い所を探してみてください。

届いた箱には、XING CHENG XC-408 と書いてありました。

届いた物を見てみると、まず全体的に品質は悪いです。

が、中華なので当然です。高機能で安いので全然問題ありません。

あくまでも自作の為のベースです。このまま使おうと思っちゃイケマセン。

日本設計だと値段が10倍はします。もちろん買いません。

その他、不思議な部分がいっぱいあります。

 

 

単三電池が入らない。

ケースを分解して電池が当たる部分を削る必要があります。

 

 

フロント側に向けて赤LEDがいっぱい光ります。

コレはダメです。LED打ち替えです。

電源が単三電池2本なので3Vなので、電流制限抵抗を考えると白LEDや青LEDは使えません。

昇圧回路を入れる手もありますが、今回そこまでやりません。赤以外であれば善しとします。

コントローラーの全体のシルエットは、LED部はヘッドライト(前照灯)用に見えますが、

レンズ(透明樹脂部分)の形状から前方の地面を照らす為の設計ではありません。

LEDの意味的にもコントローラーのインジケーターです。なので上向きに取り付ける事とします。

家に転がっているLEDしばりです。この為に買ってくる気はありません。

φ5mm砲弾型のLEDは上向きにすると高さが入りませんでした。

位置をずらして基板の厚み分の高さを節約したら入りました。

φ3mm砲弾型は高さはOKでした。

 

 

ウインカー付けると大音量でホーンも鳴ります。

これじゃ恥ずかしくてウインカー付けられません。

ミニジープもそうでした。何故中華はウインカーででかい音を鳴らすんでしょうね。

日本人とは感覚がちょっと違う様です。

商品の口コミを見るとみなさんスピーカーの線を切ってしまっている様ですが、それではホーンも鳴りません。

小学生のおもちゃなのでホーンは鳴らしたい所です。

回路を解析してみる事にします。回路図はこちら。

Q2(下写真赤丸の部品)を取り外してしまえば、ウインカーの時の音が消せそうです。

ウインカーの時の音だけ消せました。ホーンは鳴らす事が出来ます。

 

 

自転車用なのに防水性が全くありません。

コントローラーは電子回路なので防水したい所ですが、スライドスイッチを防水するのは楽ではありません。

コントローラーごとビニール袋に入れてしまって防水し、

スイッチは別にバイク用を購入して取り付けるという方法があります。\500位で入手出来る様です。

が、今回はこのままとします。うちの場合、多分耐久性は必要無いので。

 

 

フロントウインカーをつけます。

子供の希望です。

上記回路図のウインカーのLEDは、コントローラーのインジケーター用とリア用2個の計3個がみんなパラになっています。

下回路図左側です。

この回路だとLEDのVfのバラツキによってそれぞれのLEDに流れる電流(=明るさ)が変わってしまいます。

本当は上回路図右側の様に、Vfのバラツキを考慮してLED毎に電流制限抵抗を置くべきです。

が今回そこまで改造しません。フロント用も上回路図左側同様パラにしてしまいます。

LEDが4パラになるので1個当たり同じ電流を流そうとすると、

電流制限抵抗は12.5Ω(10Ω=25mAでもOK)に変更しないと暗くなってしまいます。

が…。動作確認してみるとそんなに気にならなかったのでそのままにしてしまいました。

子供のおもちゃだし。光れば良いんです。

同じ明るさにしたい場合は抵抗を変更するか、

又はインジケーター用のLEDを削除してしまって合計で3パラにしてしまえば良いと思います。

モンキー用に買って結局使わなかったウインカーを使いました。

ゴムの電球ソケットの電極を抜き、ゴムの穴を切り広げて砲弾LEDを差し込んで固定出来る様にしました。

 

 

 

KANAU Laboratory