ラズパイ

KANAU Laboratory

 

2015-10、マイコンはじめました。

購入したマイコンは、Raspberry Pi model B+ と専用ケースがセットになった物。\5,480でした。

それからRaspberry Pi 専用3.5inch LCDモジュール。aitendo RPiLCD035TP \3,500(税送料別)でした。

2系統のコンポジットビデオ入力のある aitendo K-2AV035 \2,680と、

そのLCD用3.5inchタッチスクリーン aitendo TP035-76X63-4W \350 も購入。

2017-6、追加購入。osoyoo HDMI 3.5インチ タッチスクリーンモニター 、\2,980でした。

 

(2017-6、久しぶりにラズパイをいじってみると、以前自分の書いた記事を読んでもワカラナイ。なので書き直します。)

 

 

Raspbian OS のインストール

ラズパイ用モニターを使う場合はモニター(タッチパネル)のドライバーをインストールしないといけないのですが、

既にインストールされたOS にドライバーを追加しようとしてもどうもうまくいかない。

モニターのメーカーが提供する、ドライバー込みのOSのイメージファイルを使う事にします。

 

まずはWindowsPCでの作業です。

SD Association ( sdcard.org ) から SDFormatterv4.zip をダウンロード、SDFormatterをPCにインストールします。

8GB以上のSDカードをセットし、SDFormatter のオプション設定で論理サイズ調整をONにしてフォーマットします。

イメージファイルをSDカードに書き込む為に、こちらからWin32 Disk Imager をダウンロードします。

OSのイメージファイルは下記からダウンロードします。

モニターのドライバー無しのRaspbian OS は、

ラズパイ公式ページから RASPBIAN JESSIE WITH PIXEL ( 2017-06-21-raspbian-jessie.zip )をダウンロードします。

(NOOBS 2.4.1 ではインストールがうまくいかなかったので…)

osoyoo HDMI モニターを使う場合は、こちらからHDMI_Raspbian_480_320-20170505.rarを、

aitendo のモニターを使う場合は、こちらからIMAGE.rar をダウンロード、Lhaplusで解凍します。

解凍されたイメージファイルを上記Win32 Disk Imager を使ってSDカードに書き込みます。

これでWindowsPCでの作業は終わりです。

ちなみに以下の記事はosoyoo用イメージファイルを使用しています。Raspbian 8.0 (jessie) です。

 

イメージファイルを書き込んだSDカードをラズパイにセットして起動します。

起動したら、画面左上のwindowsで言うスタートメニューからPreferences->Raspberry Pi Configration を起動します。

LocalisationタブのLocale、Timezone、Keyboard、Wifiを日本に設定、OKで再起動します。

各アップデートを行います。

LXTerminal (windowsで言うコマンドプロンプト)を立ち上げ、"pi@raspberrypi: -$ "の後に、

sudo apt-get update と入力、Enterします。

完了したら、次は sudo apt-get upgrade と入力、Enterします。

これでOSの初期設定は完了です。

 

HDMIモニターの解像度を変更する場合は、/boot/config.txt を Leafpad (windowsのnotepad) で管理者権限で開きます。

LXTerminal で$の後に、 sudo leafpad /boot/config.txt と入力、Enter。

hdmi_cvt 480 320 60 6 0 0 0

とあるはずなので、480、320をそれぞれ変更、保存します。再起動すれば解像度は変更されます。

これでパソコン用の大きなモニターに接続出来ます。

 

 

IPアドレス固定

LXTerminal で、$(の後に) ifconfig とします。

eth0 に、DHCPによって割り振られた、現在接続しているIPアドレスが確認できます。

$ sudo leafpad /etc/dhcpcd.conf でdhcpcd.conf ファイルを管理者権限で開きます。

dchpcd.conf ファイルの最後の行に、下記4行を追記します。

interface eth0

static ip_address=192.168.*.***/24 (固定したいIPアドレス)

static routers=192.168.*.*** (ルーターのアドレス)

static domain_name_servers=192.168.*.*** (DNSのアドレス)

再起動し、ifconfig でIPが固定されている事が確認出来ます。

 

 

無線LAN

2015-11、USB接続の無線LAN子機を購入しました。PLANEX GW-USNANO2A 、\1,100でした。

USBに挿し、LXTerminal で $ lsusb と入力し、認識されている事を確認します。

次に、wi-fi の設定を書き込みます。

$ sudo sh -c 'wpa_passphrase SSID PASS >> /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf'

SSID、PASSにはそれぞれ適切な物を入れます。

$ sudo leafpad /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf

leafpad で開くと、ssid等が書き込まれています。

#psk=PASSが書かれている行は削除しておきます。

psk= … の下の行に、下記追記します。

proto=WPA2

key_mgmt=WPA-PSK

pairwise=CCMP

group=CCMP

priority=2

保存して再起動すればWi-Fi に接続出来るハズです。

 

 

 

 

 

 

 

RTCモジュールのインストール

2015-10、RTCモジュール購入。DS3231 、\600でした。

(2015-11、追加で同じ物を購入。HiLetgo DS3231 AT24C32 \200/1個でした。同じでした。)

HWのインストールは得意分野。下写真の様に3.3V、GND、I2CのSCLとSDAを半田付けしました。

RTCモジュールについている電池ホルダーは大柄で邪魔です。付属ケースに収まりません。

古いガラケーについていたバックアップ電池sanyo ML-614に交換しました。充電式の電池です。

これであれば付属のケースに収まります。ただ、容量が小さいので数日とかはもたないと思います。

 

SWは専門ではありません。windowsパソコンでvisual basicを昔少しかじった程度。Linux?初めてです。

webでいろいろな先生達に教えてもらいながら勉強中です。

まずI2CをEnableにする為、スタートメニュー→設定→Raspberry Pi の設定→インターフェイスのI2Cを有効にします。

File Manager (windowsのエクスプローラー)を開いて、

/etc/modprobe.d/raspi-blacklist.confをLeafpad で開きます。

blacklist i2c-bcm2708の先頭に#をつけて無効にするそうですが、既についていました。

次にRTCを認識させる為、LXTerminal で下記操作を行います。

sudo su

modprobe i2c-dev

i2cdetect -y 1

0x68に数字が入っている事を確認します。続けて、

modprobe rtc-ds3232

echo ds3231 0x68 > /sys/class/i2c-adapter/i2c-1/new_device

これでとりあえずRTCは認識されたハズです。

RTC側の時計に、LAN経由で正確に時刻合わせが行われたシステム側の時刻を書き込みます。

hwclock -w

RTC側の時計を読み出して確認します。

hwclock -r

それから、起動毎にRTCを認識させる為に、/etc/rc.local (windowsのスタートアップ) を編集します。

sudo leafpad /etc/rc.local

rc.localには下記3行を追記します。

echo ds3231 0x68 > /sys/class/i2c-adapter/i2c-1/new_device

sleep 1

hwclock -s

書き加える場所は、最後のexit 0の直前です。

ここではまりました…。システムの時計があっていない。起動後にLXTerminalでhwclockをやってもエラー。

上記echo〜を入れれば正常に認識されます。

起動時にecho〜が認識されていない様です。

rc.localの記述に何か間違いがあるのでしょう。

数時間後に気が付きました。webの先生の資料にはのっていない一文がそこにはあります。

su -l pi -c "startx -- -dpi 60"

これが何を意味するのか良くわかりませんが、3.5inch液晶パネルのセッティングと何か関係があるのかと…。

その後に上記3行を入れたからいけない様な。

で、その一文の前に上記3行を入れれば正しく認識して起動される様になりました。

 

 

 

 

 

kiosk

2015-11、kiosk化

車載で使うのはtype A+です。2015-11、RSで購入。\3,316(税送料含)。

端子が少ないので、上記type B+でセットアップしたmicroSDをA+に入れようかと思っています。

という事で、とりあえずB+でkioskをセットアップ。

ところがどうも先人の記事の通りに動かない。そもそもchromiumが入らない。

こないだは大丈夫だったのに?

調べてみると、どうもRaspbianのバージョンがJessieだからいけないらしい。

上記3.5inch LCDの時に使ったイメージファイルはWheezyだからインストール出来た様だという事が判りました。

なので、A+用ですが上記3.5inch LCD のイメージファイルを使ってWheezyで進めます。

無事chromiumはインストール出来ました。

 

このまま先人の教え通りにコピペすれば完了かと思いきや。そうはいきませんでした。

Raspbianのシステムファイル?の場所がちょこちょこ異なります。OSのバージョンの違いなのでしょうか。

それからviというのはlinuxに馴染みの無い私には使いにくい。leafpadを使いました。

LXTerminal(コマンドプロンプト)で下記を入力してautostartをleafpadで開きます。

 

$ sudo su

# leafpad /etc/xdg/lxsession/LXDE/autostart

 

leafpadでautostartを編集します。

 

@lxpanel --profile LXDE

@pcmanfm --desktop --profile LXDE

#@xscreensaver -no-splash

/bin/sh /etc/X11/Xsession.d/xinput_calibrator_pointercal

 

@rm -rf ~/.cache/chromium/Default/Cache/

@sed -i 's/"exited_cleanly": false/"exited_cleanly": true/'

~/.config/chromium/Default/Preferences

@chromium --kiosk --no-first-run http://www5b.biglobe.ne.jp/~kanau/Y30_clock/Y30_clock.html

@unclutter

@xset s off

@xset s noblank

@xset -dpms

 

良く分かっていない所が多いのですが、とりあえず正しく動いた様なので自分用メモとして。

 

 

 

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