2011-8、会社のセキュリティカードが非接触ICカードです。
会社支給のカードケースが痛んできたので買い換えました。ついでに。
これのリーダーの電波を利用して、ケースを光らせてみようと思います。
同じ考えの物が既に商品化されていて、フラッシュパスケースという名前で市販されています。
原理としては、アンテナで電波を拾って、それを電力としてLEDを光らせているだけです。
昔流行ったケータイの光るアンテナと同じです。
非接触ICカードの周波数は、一般に13.56MHzです。スイカとかも同じです。
この周波数に共振したアンテナを作ります。
作り方はこちらのサイトで詳しく説明されています。
まず、カードケースに電線を巻きます。
私は、0.2mmのポリウレタン線を75mm x 45mm で3回巻きました。
これを前述ページで計算すると、インダクタンスは2.37uH、58pFのコンデンサを付ける事によって共振します。(抵抗は省略)
56pFのコンデンサを付けて測定してみると、14.5MHzで共振していました。
62pFだと14.0MHz、68pFだと13.2MHz。ちょうどいいのがありません…。
あとはコイルの巻き方をちょっといじくってみて(インダクタンスを調整)、13.56MHzにあわせます。
アンテナで取り込んだ電波は、光るケータイフィギュアを作った時に買った高周波用ダイオードを使って全波整流しました。
一応光りました。