工房の製作 基礎

KANAU Laboratory > 工房の製作

 

地面のコンクリートは水勾配がとってあるので、コンクリートで水平を出してから、コンクリートブロック1段積みとします。

普通は杭を打ち込んで、それを基準に基礎を造るのですが、

うちの場合は既にコンクリートで整地されています。杭が打てません。

なので、コンクリートブロックを置いて、それを動かさない様にして水盛りします。

水盛りというのは、水平出しの事です。

一番高い所と低い所では90mm程の差がありました。

コンクリートの型枠が必要なレベルです。

 

その前にまず、建設予定地を正確に決めないといけません。

後工程の事も考えて、地面のコンクリートにドリルで下穴を空けてコンクリートビスを打ってしまいました。

建設予定地の外側50mmの4隅。

対角線を計算して正確に直角を出します。

ビスを使って地面から約10mmの高さに水糸を1周張りました。

コンクリートの地面の平らさ加減が良く分かります。

コンクリート型枠をコンパネで作る時に参考になります。

こうやって見ると結構デコボコでした。

建設予定地を正確に決めてから水盛りはやりなおしました。

 

コンクリートの地面に下穴を空けて、アンカーを打って、それを土台まで1本でつなげようと考えています。

なので、基礎を造る前にコンクリートブロックの穴位置が必要になります。

コンクリートブロックを建設予定地に並べてみます。

その為には、コンクリートブロックを必要なサイズに加工します。

ディスクグラインダーにコンクリート用の歯を付けて切ります。

コンクリートの粉がすごいです。

ブロックを切り終わった後の私の腕。粉だらけ。

下の子(4歳)の腕。

ブロックの端を切り落とすだけの場合は、半分切り込みを入れてからタガネで叩き落す方が楽です。

叩き落してから多少の整形をします。

ブロック1個分抜けてる所は、床下換気口の場所です。

ブロック2個分抜けてる所は、資材の土台に使ってます。

今晩から梅雨に入ってしまうので、資材の養生をしっかりします。

コンクリート打ちから先は梅雨明け後からです。

 

 

つづき。

梅雨も明けて、夏休みです。

 

ところで、車を止めていた所の下に油溜まりが…。

ショックからオイルが漏れてます…。物置造りで忙しいのに…。

修理しました。

 

基礎のコンクリート部分は、連続した2日で造る予定です。

夏休み1日目。

コンパネでコンクリート型枠を造ります。

コンクリートの地面は結構デコボコで、何箇所も測定してそれにあわせた曲線で切り出し。

水勾配があるので、手前側はブロックを100mmコンクリートで嵩上げします。

猛暑でとても熱く、横に止めてある車はエアコンかけっぱなし、ちょっと作業しては車に逃げ込むの繰り返し。

なかなか作業が進まない…。

コンパネを切り出すだけで1日過ぎてしまいました…。

 

夏休み2日目。

コンクリートの地面にアンカーを打ちます。

地面から土台まで1本のボルトでつなげます。

まずアンカーを打つ位置を正確に決める為に、コンクリートブロックを正確な位置に並べます。

そして治具。

コンパネの切れ端にマジックを固定しただけ。

これで、アンカーの入る穴位置を地面に写します。

そしてアンカーの下穴開け。

今回新規購入した振動ドリルを使います。

RYOBI PD-196VR。\7,665。

φ18mmx50mm程の深さです。

結構時間かかります。ドリルの先はあっちっちんです。

つい腕を置いてしまい、大ヤケド。すごい水ぶくれ…。

 

そしてアンカーを。

打ち込み。

使ったアンカーは ユニカ カットアンカー12CA。

打ち込み棒 48C を使って、ハンマーで打ち込みます。

すべてのアンカーを打ち込んだ状態。

ボルトはM12の両引きボルトを315mm、345mm、360mm、390mmと揃えました。

ここで2日目終了。

 

3日目。コンクリート型枠を地面に固定します。

地面に固定する為の木と、型枠を垂直に保つ為の四角を切り出します。

コンパネ同士はクギで固定、地面に下穴を開けてコンクリートビスで固定。

完成

3日目終了。

 

4日目。

ついにコンクリートを流します。

新品のトロ舟(80L)で初めてのコンクリート作り。

セメント、砂、砕石を、砂の袋に書いてある割合で空練りします。

セメント1袋(20kg)、砂2袋(20kgx2)、砕石3袋(20kgx3)。

120kgはちょっと多そうなので、全て半分で。半分は目分量で。

それから水を袋に書いてある分量(5L)入れます。計量は左官バケツの目盛り。

なんかちょっと水が足りない様な…。なんかボソボソ。

外気温は体温程あるので、水がどんどん蒸発しているみたいです。

2〜3回練っているうちに要領がわかってきた様な気がします。

なので、始めのうちのコンクリートはボソボソの状態です。

 

連日炎天下で、1回練っただけでもう倒れるかと思いました。

全部で6回練る分の材料を買ってあります。

5年生の上の子(10歳)にも練るのを手伝ってもらいます。

 

型枠の中に流し終わったら、つづいてブロックを積んでいきます。

基礎になるブロックとは別のブロックを置き、水糸を張ります。

それに合わせて、また、水準器も使って並べていきます。

上の子(10歳)にもちょっとやらせてみます。

物置の奥になる位置のブロックを積んでいます。

この位置は25mm程コンクリートで持ち上げています。

4日目が終わった状態。

物置手前側の型枠のある位置は、型枠の上に更に10mm程コンクリートをのせてブロックを置く計算です。

ところが10mmが出せない。

コンクリートの中の砕石が10mm以上ありそうです…。

現状20mm程あがってしまっています。

翌日、モルタルでやり直しです。

この事が判明した時点で、砕石の混ざっているコンクリートが大量に余っています。

余ったコンクリートはブロックの穴の中へ。

ぼそぼそ。

初めてのコンクリートは失敗です…。

とは言ってもやり直しはきかないので、このまま続けます。

まぁ、上からの力に対しては大丈夫なのではないかと。物置だし。

 

5日目。

手前側の、少しのコンクリートで乗せたブロックは、簡単にとれました。

型枠より上に乗せたコンクリートもとれました。

で、モルタルでやり直し。

8割のブロックは乗せました。

この日は来客と、下の子をヤマハに連れて行く用事があるので、とりあえずここで中断。

全ての用事が終わった夕方からつづき。

写真は無いですが、この日のうちに全てのブロックを乗せました。

余ったモルタルに砕石をまぜて、コンクリートにしました。

で、ブロックの穴に流し込みます。

 

6日目。明日から会社です。

セメントがもう半袋しかありません。コンクリート1回練る分だけです。

夏休み最終日だし、軽めの仕事って事で。

下の子(4歳)に手伝ってもらいます。

嫁さん(3*歳)にも手伝ってもらいます。

 

1回練ったコンクリートをブロックの穴に入れて終了。

まだ埋まっていない穴が3割程あります。

またセメントと砂を買ってからつづき。

砕石はまだ1.5袋あります。

 

一部型枠を外してみました。

外したらなんかまだあったかそうだったので、これだけにしておきます。

ジャンカの酷い状態といった所でしょうか。

 

翌週、型枠を外してみました。

ひどい…。

 

基礎の周りに水を流して水漏れに関して調べてみました。

地面のコンクリートと基礎のコンクリートの間から水が漏れます。

これはまずいなぁ。

 

このスキマを埋めるベク、モルタルで仕上げをします。

2日間かかりました。

ところで、1日目の夕方から始めたので、1日目は空練りした内の1/3位しか使いませんでした。

2日目、前日に空練りしたモルタルで作業します。

ところがこれがモルタルっぽくない。なんかただの泥っぽい。

配合比は正しいハズなのですが…。水は多めだったカモ。

空練りした翌日ってのがまずかったんでしょうかねぇ。

砂の水分で若干硬くなってました。

 

翌週、乾いたモルタルを見ると、1日目に塗った分は問題無いのですが、2日目に塗った分は簡単に崩れます。

これはやり直しです…。

高圧洗浄機で全部剥がしました。

剥がし終わってから半日かけて一部塗りました。

翌週も用事があって、日曜日だけ。

以上で基礎は終わりです。

 

→土台、根太。

 

基礎にかかった費用。

 

@価格

個数

価格

コンクリート重量ブロック100mm基本 128 39 4,992
コンクリート重量ブロック100mm基本 115 12 1,380
コンクリート重量ブロック100mmコーナー 128 14 1,792
コンクリート重量ブロック100mmコーナー1/2 98 4 392
コンパネ 798 2 1,596
セメント25kg 395 4 1,580
セメント25kg 398 2 796
左官砂20kg 238 12 2,856
6号砕石20kg 238 18 4,284
アンカーM12 (50pcs) 2,068 1 2,068
アンカー打込棒 735 1 735
両引ボルト315mm 130 8 1,040
両引ボルト345mm 136 3 408
両引ボルト360mm 141 3 423
両引ボルト390mm 156 8 1,248
合計     25,590

 

新規購入した工具費用。

 

価格

ブルーシート#3,000 5.4mx2.7m 1,180
コンクリートカッター(グラインダー用歯) 898
水盛り用ホース10m 1,290
左官用トロ舟80L 2,780
左官用バケツ 1,680
左官用クワ 1,680
左官用ブロックコテ 798
左官用目地コテ 399
振動ドリル RYOBI PD-196VR 7,665
コンクリートドリル18.0mm 1,680
タガネ 25mmx220mm 498
合計 20,548

 

 

 

KANAU Laboratory > 工房の製作