我が家は山の中で下水道は整備されていないので、家の裏に浄化槽があります。
トイレや風呂や台所からの排水はこの浄化槽に流れ込み、浄化された後、畑に浸透させます。
浄化槽では微生物が汚水を分解して浄化してくれます。
その微生物が活動してくれる為に、空気を送り込み続ける必要があります。
なので、浄化槽の横では必ずポンプ(ブロワ)が動き続けている事になります。
そして3か月程度毎に業者に浄化槽をメンテナンスしてもらっています。
2019-11、浄化槽のポンプが故障していると浄化槽をメンテしてくれる方から教えてもらいました。
日東工器 メドーブロワ LA-60A です。
今まで何もポンプのメンテをしておらず、2001年1月に家を建ててから20年近く動き続けてくれました。
このポンプにはオーバーホールキットが用意されている様です。
うちの場合これが使えるかどうか確認して、ダメそうなら新品に買い替えです。
倍出せば新品が買えるので、価格がちょっと微妙な所ですが…。
とりあえず症状を確認してみます。コンセントが抜かれている状態でした。
コンセントを挿してみると、何も反応ありません。分解してみます。
リニアモーター駆動の2個のピストンで60 L/minのエアーを浄化槽に送り込みます。
更に分解すると2個のピストンが見えますが、固着していました。
押し込んでやると内部のバネの力でピストンは出てきました。
ピストンの摺動部(黒い部分)は本来ツルツルのはずですがザラザラです。
奥のバネの後のお皿が金属疲労で割れてしまっていました。
シリンダー側にもキズが入ってしまっています。
これではオーバーホールキットでピストンを交換しても新品同等にはならなそうですね…。
しょうがないのでこちらから新品(LA-60E)を購入しました。メーカーページはこちら。
10年程度でオーバーホールキットでピストンやパッキンを交換しておけば、まだまだ使えたかもしれませんね。
固着は治ったのでとりあえずポンプが動く様にはなりました。
エアーも一応出てきています。多分新品に比べて量は少ないですが。
微生物が全滅しない様に、新品が届くまではこれを動かしておく事にします。ちょっとウルサイですが。
→翌朝には再び止まっていました…。新品が届いたので交換します。
ちなみに2016-6に、隣の嫁さん実家の浄化槽のポンプが故障して交換しています。
故障したポンプは小松化成 LL-40 です。ダイアフラム式です。
うちは合併なので60 L/min ですが、こちらは単独なので40 L/min です。
いろいろ劣化してそうに見えたので新品に交換しました。
この時選んだのが日東工器 メドーブロワ LA-40E です。
ダイアフラム式よりリニアモーター式の方が耐久性が高そう、静かそうだったので。
10年後にピストンを交換してあげる事にしましょう。