日産ノート NE11 オルタネーターオーバーホール

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2021-11、115,118km、エンジンから異音がします。ギャァ〜〜って感じです。

テンショナープーリーとアイドルプーリーのベアリングを交換してみたのですが、異音が治りません。

次に疑うのは、オルタネーターかウォーターポンプ。どちらも新車時から付いている物です。

どちらも単体でプーリーを手で回しても異音もガタも殆ど感じられないのですが…。

でもエンジン回っている状態では異音がします。

聴診器で音を聴いてみますが、オルタネーターからもウォーターポンプからも異音が聞こえます。

オルタネーターの方が若干大きい音がしてるかな?

隣にあるから音が伝わってしまうんでしょうか、わかりにくいです…。

ウォーターポンプは日立パロート V3-149 に交換する予定ですが、

まだ入手出来ていないのでオルタネーターを先にオーバーホールしてみようと思います。

参考に、ステージアのオルタネーターオーバーホールの記事はこちら

HR15DE エンジンのe-4WDです。上写真赤丸の所にオルタネーターが見えます。

これをどこから出せと言うのでしょうか…。

オルタネーターの下にはエアコンのコンプレッサーがあり、下には抜けません。

サービスマニュアルによると、ラジエターコアサポートアッパーを取り外すとあります。

パンバーを外しました。まだ出せません。

ラジエターコアサポートアッパーを外してずらしました。

バッテリーのマイナス端子を外してからエアバックのセンサーも抜いてあります。

エアコン配管の上写真の上側にある低圧配管は固定ボルト2個を外してあります。

上写真赤矢印のエアコン配管の間を広げながら通してオルタネーターを抜きます。

エアコン周りは怖いですねぇ。配管やコンデンサに傷付けて穴開けてしまうと大惨事になります。

なんとか取り出す事が出来ました。

定格ラベルには12V/140Aとあります。

日産の部品番号は 23100-ED300 、\94,400 (2018-5 NISSAN FAST)。

LR1140-805 は日立の部品番号でしょうか。

 

プーリーを取り外そうと思います。

ステージアのオルタネーターオーバーホールの時にプーリーを外す為に、

エマーソンのインパクトレンチEM-118 (\2,980+送料\840で購入) を購入してあります。

これがあるので問題無くプーリーを取り外せるハズ。

なんだこれ…。

 

webに助けを求めてみます。

どうもこれはワンウェイクラッチが内蔵されているプーリーの様です。知らなかった…。

クランクシャフトの変動に対してオルタネーターの慣性力を無効にする為の仕掛けです。

1本物の補器ベルトに優しいです。

改めてプーリーを手で回してみると確かにワンウェイでした。

ワンウェイクラッチを内蔵したプーリーは他社もみんなこんなネジ山?で固定されている様です。

これをどうやって外すのかというと…。やはり専用の工具が必要との事です。

こちらの工具を購入してみました。

オルタネーターのベアリング交換とブラシを交換しようと思って部品を用意していたのですが、

プーリーが外れてくれないとプーリー側のベアリングは交換出来ません。

諦めてオルタネーターは車に戻す事にしました。

嫁さんが通勤で使っている車なので休み明けには動く状態に戻しておかないといけないので。

 

ところでワンウェイクラッチは良く壊れて異音が出るみたいですねぇ。

23151-ED30A、\14,200 (2018-5 NISSAN FAST)。こちらで購入出来ます

C11 SC11 ティーダ、GZ11 Z12 キューブ、G11 ブルーバード、Y12 ウィングロード でも使っている様です。

故障するとクラッチがロックしてワンウェイにならなくなってしまって、ベルトが音をたてる様です。

うちのはちゃんとワンウェイの動作をしていたので壊れていないという事なんでしょうかね。

いやでも音の感じから正方向で毎周コマ1個滑ってる様な気がします。

それ以外異音が出る箇所が考えられません。

ガタが殆ど無いベアリングがそんなに大きな音をたてるとも思えないし。

このまま放置すると1コマが2コマ、3コマになって発電不良でエラーが出るんでしょうかね。

このワンウェイクラッチを交換すれば異音が治る様な気がしてきました。確証ありませんが。

ただ、高いですねぇ。互換品を探してみます。

ワンウェイクラッチ本体にF-226556-51 と書いてあります。これとか同じですかね

いや、でもクラッチ部分が同じなだけでプーリーは合わない様に見えます。

嫁さんが出先で発電出来なくなっても可哀想なので…。人柱は避けて結局純正新品買いました。

 

e-4WDジェネレーターにも同じ様なワンウェイクラッチがついているみたいです。

e-4WDジェネレーターはベアリングもちょっと弱いみたいですね。異音の情報がいくつか見つかりました。

296D0-ED300 、\131,000 (2018-5 NISSAN FAST)。

このジェネレーターって取り外すのがかなり大変みたいです。

サービスマニュアルによると、ドライブシャフトを外して、

エンジンASSY及びトランスアクスルASSYを持ち上げるとあります。

冷却水配管もあるし…かなり大変そうです…。

 

純正新品ワンウェイクラッチが届きました。

付属のゴムシール(金属板一体)にF-226556-51 と書いてあります。同じ物ですね。

ワンウェイクラッチ本体にはINA F-551759.01 GERMANY と書いてあります。

ドイツのINA (SCHAEFFLER =シェフラー) 製の様です。

互換品であろう物は検索するとこちらが見つかりました。半額です。

プーリーも写真を見る限り同じに見えます。

 

工具 も届いたので、作業を始めます。

オルタネーターを取り外す所までは上記手順で。

このオルタネーターのプーリーは、軸を外から押さえる事が出来ません。他社のは出来るみたいなんですけどねぇ。

なのでプーリーを取り外す為には分離して中のローターを固定しないといけません。

オルタネーターを分離します。

合体させているボルトを使ってプライヤーで抜きます。後のベアリングのアウターが抜けるハズです。

これだけではうまくいかなかったのでマイナスドライバーでこじったりしました。

分離できました。

後のベアリングのアウターは金属同士の圧入ではなくゴムシールみたいになっていました。

NSK 6003DG8B と書いてあります。事前に購入してあるNTN 6003LLU でも問題無いと思います。

電極は外側の方はかなり段付きになってしまっています…。

ピカールでみがくだけにしておきました。

これでワンウェイクラッチのプーリーを取り外せます。

やっとエマーソンのインパクトレンチEM-118 の出番です。

と思ったら…。インパクトレンチが動いてくれません…。故障してしまっていた様です。

こんな構造してたんですね。知らなかった。

グリスアップしてあげれば良いのかな?メカ部品にリチウムグリースを塗りたくってあげます。

スムーズに動く様になったのでケースを閉めます。すると動かない。あれ?

どこかが歪んでしまったのでしょうか?ケースを閉じると動きません…。

早くプーリーを取りたいのでケース半開きで動かす事にしました。

ローターを手で押さえてインパクトで一発。簡単に緩める事が出来ました。

ベアリングはガタも異音も殆ど無いし、多分原因はこのプーリーなんでしょ?

って事でプーリー交換だけして組み上げて車に取り付けてしまう事にしました。外寒いし。

エンジンをかけると何とっ。異音が消えていません…。あれぇ〜?おかしいなぁ。

絶対これが異音の原因だと思ってお高い純正新品プーリーを買ったのに。ここじゃなかった様です。

 

じゃやっぱりウォーターポンプなのかなぁ…。

でもせっかくオルタネーターを車から取り外す事ができる状態になっている(結構大変)ので、

ついででオルタネーターのベアリングも交換しておく事にします。

オルタネーターを分離してプーリーを取り外す所までは上記手順で。

ギヤプーラーを使って前側のベアリングを抜きます。

なかなか固かったです。ガキンっと大きな音立てて少しずつ抜けていきました。

軸は錆びてますねー。#1000のやすりと5-56で磨いておきます。

フロントケースにベアリングを固定しているプラスネジ4本を取ります。

ステージアのオルタネーターオーバーホールの時はネジなめそうになって結構大変だった所です。

でも今回はそんなに強くしまっていない。簡単にゆるみました。

ベアリングはNSK B17-102DG3W KOREA と書いてあります。

事前に購入してあるNTN 6303LLU との差分は分かりませんが、サイズは一緒なので交換してしまいます。

ベアリングは指で押したら出てきました。

少しだけサビがあったので#1000のやすりと5-56で磨いておきました。

5-56でコーティングして新しいベアリングを入れるとスルスル入っていきました。

ベアリング押さえのフタしてローターに取り付けます。

やすりで磨いた効果かスコンと入りました。もちろんガタは無いです。

次に後側のベアリングを交換します。

石油給湯器のFANのベアリング交換の時に買ったベアリングプーラーを使いました。

まぁまぁ固かったです。同様に#1000のやすりで磨いておきます。

これはどうやって圧入すれば良いのかな?

ハンマーで叩いてしまいました。先程取り外した古いベアリングやソケットレンチのソケットを使いました。

あとはブラシ。

全然平気ですね。新品部品は用意していたのですが使いません。

オルタネーターを合体させます。スコンと入りました。車に取り付けます。

今度こそ異音ともおさらば出来るのでしょうか。エンジンオン。

→異音ありません。やったー。治りました。長かったー。

大変そうだなぁと思った方はこちらに交換してしまうのも手かと。

 

ところで1回エアバックのセンサーを付けるのを忘れてバッテリーをつないでしまいました。

それ以来メーターのエアバック警告灯が点滅しています。

これはどうやってリセットすれば良いのでしょう?webで調べてリセット方法を見付けました。

キーONするとエアバック警告灯が点灯して7秒後に消えるのですが、

消えたらすぐキーOFF。3秒以上時間を開けて再びキーON。それを4回以上繰り返すとの事。

やってみると無事消えてくれました。よかったー。

 

 

 

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